2014年7月28日月曜日

【TOPIK6級合格記(韓国語学習歴36ヶ月)】吹野未歩(茨城キリスト教大学・児童教育学科4年)


JAIS TOPIK研究会】吹野未歩(茨城キリスト教大学・児童教育学科4年)20143月~韓国・明知大学校に交換留学中

【韓国語学習歴】

20114:大学入学、第2外国語で韓国語を学び始める(週2回、90分ずつ)

20118月:JAI/IESA韓国短期留学~国立公州プログラム~参加(2週間)

201111月:第37回ハングル能力検定試験・受験(4級)・合格

20122月:JAI/IESA韓国短期留学~ソウル教育大プログラム~参加(2週間)

20124月:第26回韓国語能力検定試験(TOPIK)・受験(初級&中級)・合格

20126月 38回ハングル能力検定試験・受験(3級)・合格

20128月:JAI/IESA韓国短期留学~国立公州プログラム~参加(2週間)

201210月:第28回韓国語能力検定試験(TOPIK)・受験(中級&高級)4級合格

201211月:第39回ハングル能力検定試験・受験(準2級)不合格

20132月:JAI/IESA韓国語短期留学~ソウル教育大プログラム&公州大学プログラム~参加(4週間)

20134月:第30回韓国語能力検定試験(TOPIK)・受験(高級)不合格

20136月:第40回ハングル能力検定試験・受験(準2級)合格

20138月:JAI/IESA韓国語短期留学~国立公州プログラム~参加(2週間)

201310月:第32回韓国語能力検定試験(TOPIK)・受験(高級)5級合格

20142月:JAI/IESA韓国語短期留学~国立公州プログラム~参加(2週間)

20143月:韓国明知大学・交換留学スタート

20144月:第34回韓国語能力検定試験(TOPIK)・受験(高級)6級合格

【韓国語の勉強を振り返って】

大学の第2外国語の授業で韓国語を取ってから私の韓国語の勉強が始まりました。大学卒業までにTOPIK6級合格という目標を立て、常にハングル能力検定試験や韓国語能力検定試験を意識した勉強を行ってきました。そして大学4年生の4月その目標を達成することができました。


勉強を始めてから目標達成までを振り返ってみたいと思います。

私が今まで勉強をしてきた中で一番大きかったのは短期留学プログラムでの勉強です。
夏休みや冬休みを利用して参加した短期留学プログラムでは、短期間で集中して勉強をすることができました。
韓国人と接する機会は短期留学プログラムしかなかったため、自分の勉強してきたことがどれくらい身についているのか、自分に不足しているのはどういったものなのかを確認するためにも頻繁に参加してきました。韓国人と接する機会を持つことでもっと韓国語を喋れるようになりたいという気持ちにもなりモチベーション維持していくうえでも私にとって短期留学での勉強はとても大きかったと思います。






又、頻繁に試験を受けることによって自分のレベルを上げていくことができたのだと思います。受ける級によって対策を行わなくてはいけないのでダブル受験するときはとても大変でした。めげずに受け続けることで試験の雰囲気にも慣れることができたと思います。

家での勉強法は、先生から教わった、常に暗記を意識した勉強法を取り入れてきました。ここでの暗記はただ単語や文法を一つずつ暗記するのではなく、日本語と韓国語の文章そのままを暗記するという方法です。この丸々暗記法を行ってきたおかげで、単語や文法をただ覚えるだけでなくどういったときにこの単語を使ってどういったシチュエーションでこの文法を使うのかを理解しながら覚えることができました。



このように振り返ってみると私の韓国語の勉強は、授業や家で勉強→短期留学プログラムで集中的に勉強→日本へ帰国し復習→検定を受ける、の繰り返しだったような気がします。
現在は韓国・明知大学で交換留学生として勉強をしています。韓国人と触れあうたびに自分の勉強不足を実感し語学に終わりはないのだということを日々実感させられています。長期留学を通して気付いたことは、自分が今まで日本で勉強をしてきたことを生かせる場や時間が多く与えられていて、留学しても勉強をするという自分の意思がない限り韓国語は身につかないということです。
これから勉強をされる方、されている方、韓国にいても日本にいても自分の気持ち次第で実力を伸ばせるので、自分に合った勉強の仕方で楽しみながら頑張ってください!
私もまた新たな目標を立てたので目標達成に向けて日々頑張っています。

2014年7月17日木曜日

◎韓国語能力試験(TOPIK)6級合格記 ー韓国語学習歴36ヶ月ー〔堀内 友博〕

TOMOHIRO・H(横浜国立大学教育人間科学部学校教育課程〔2015年卒業〕)
第34回韓国語能力試験(TOPIK)6級合格記―韓国語学習開始から36ヶ月―


【韓国語学習歴】
2011年【4月】大学入学/韓国語学習開始(大学の第二外国語の授業:金範洙先生)JAISメンバー登録(Japan-Asia International Study club)〔JAIS韓国塾〕

2012年【3月】〔JAI〕第1回中国・韓国連合短期留学プログラム参加(中国・湖南師範大学/韓国・京仁教育大学校)

2012年【8月】〔JAI〕2012夏期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、3週間)

2012年【10月】第28回韓国語能力試験(TOPIK)中級・3級合格(265点)/同高級不合格(137点)

2012年【11月】第39回「ハングル能力検定試験」準2級合格(76点)

2013年【3月】〔JAI〕2013春期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

2013年【8月】〔JAI〕2013夏期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

2013年【10月】第32回韓国語能力試験(TOPIK)高級・5級合格(279点)

2014年【4月】第34回韓国語能力試験(TOPIK)高級(309点)【6級合格(韓国語学習開始から約36ヶ月)

(以下、2015年6月5日追記)
2014年【11月】第43回「ハングル能力検定試験」2級合格(76点) 

2015年【4月~現在】横浜国立大学大学院(修士課程)在学中


【韓国語学習メモ】
<韓国語学習1年目・2011年度>

 大学に入って、小学生の時(2002W杯、当時小4)から興味を持っていた韓国語を第二外国語として履修することにしました。まず母音と子音の発音を繰り返し練習しました。特に、日本語にはない濃音や激音は、正確な発音を身につけるべく、何度も繰り返して練習しました。大学の授業の定期試験が、一冊の本に載っている会話を日本語と韓国語をすべて書き出す試験だったので、それらを、学校の行き帰りに暗唱するなどして仕上げました。

 また、年度末の3月に第1回中国・韓国連合短期留学プログラムに参加しました。この中で出会った中国の日本語や韓国語学科の学生たちの言語運用能力の高さに驚き、中国語の学習も開始するとともに、次年度からの学習に、より一層励むことにしました。


<韓国語学習2年目・2012年度>

 大学2年次は、専攻科目との兼ね合いで韓国語の授業を履修することができませんでした。1年生の時に習った「丸暗記」学習法で自学自習を専門の授業の合間に行うことにしました。

 夏休みには韓国短期留学(3週間)に参加しました。韓国語の授業は、一日7時間の正規授業と、放課後の自習時間が設定され、個人の学習スタイルに合わせて、自由に勉強することができました。


短期留学中に使ったテキスト

 後期も大学の韓国語の授業を履修することは出来ませんでしたが、夏期プログラムからの学習を継続しました。10月の韓国語能力試験では、目標としていた中級・4級合格には手が届きませんでしたが、11月の「ハングル」能力検定試験では準2級に合格しました。

第28回韓国語能力試験(TOPIK)中級

同・高級



 学年末の2、3月にかけて、2週間の韓国短期留学にまた参加しました。2度目の公州では、韓国語能力試験の頻出の文法項目(高級)についての授業を受講しました。テキストの文章は、高度な表現が多く、一度学んだだけでは理解するのが困難なものもありましたが、自由時間などに金範洙先生の助言をいただいて応用文の分析を行い、正確な日本語訳と一緒に暗唱しました。



<韓国語学習3年目・2013年度>

前期は教育実習期間とハングル能力検定試験が重なり、詰まったスケジュールの中での受験となりました。試験の結果は、2級不合格でした(第40回)。結果は、目標に届きませんでしたが、勉強の過程で学んだことも多く、とても有意義な受験だったと思います。

 大学の夏休みには、3回目となる公州での短期留学プログラムに参加しました。高級クラスの授業にも慣れたことで、徐々に知っている項目が増え、おさらいすることが出来るようになりました。



後期の韓国語の勉強は、10月の第32回韓国語能力試験(TOPIK)の受験することから始まりました。結果は、5級合格(279点)でした。

第32回


<韓国語学習4年目・2014年度>
 春休みには、前年度のTOPIK試験の得点を分析し、足りないと思われる部分を重点的に復習しました。新年度の4月に行なわれた第34回韓国語能力試験では、無事、目標の6級に合格することができました。私の韓国語学習記が、韓国語を勉強する多くの方々に少しでも役に立てれば幸いです。

第34回

2014年7月13日日曜日

◎韓国語能力試験(TOPIK)5級合格記 ー韓国語学習歴18ヶ月ー〔森高寛二〕

【JAIS TOPIK研究会】森高寛二(横浜国立大学経営学部。2014年度は、延世大学校に交換留学中)

最近、韓国語能力試験(TOPIK)受験者が世界的にも増えています。一定の学習時間を決めて検定合格という目標を立てて勉強することは、韓国語学習者にとって、とても効率の良い方法だと思います。

大学に入って教養科目や第2外国語で韓国語を始めた人でも、1年の時からきちんと学習計画を立てて勉強すれば、卒業前にTOPIK6級に合格できると授業時間に先生の話を聞き、一度挑戦することにしました。

いろいろと大変ではありましたが、延世大学校に留学する直前の2013年第32回韓国語能力(TOPIK)で5級に韓国語勉強スタートから18ヶ月で合格しました。(2013年10月20日施行)

 


大学1年の授業で先生から示された目標は、韓国留学に行く前に韓国語能力試験6級に合格することでしたが(韓国語学習歴24ヶ月以内)、予定より1年早く延世大学に留学することになり、24ヶ月目となる2014年3月の受験チャンスを逃してしまいました。そこで、今回は、これまでの韓国語の勉強の過程(5級合格)を振り返ってみたいと思います。

【学習年表】
●2012年【4月】韓国語学習スタート(大学での第2外国語として)/JAISメンバー登録〔JAIS韓国塾〕

●2012年【8月】[JAI・IESA]2012年夏期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、4週間)

●2012年【11月】第39回「ハングル能力検定試験」4級合格
        第28回韓国語能力試験(TOPIK)1級合格(244点)

●2013年【3月】[JAI・IESA]2013年春期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

●2013年【4月】第30回韓国語能力試験(TOPIK)【3級合格】(265点)

●2013年【6月】第40回ハングル能力検定試験【3級合格】

●2013年【8月】[JAI・IESA]2013年夏期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

●2013年【11月】第41回ハングル検定試験【準2級合格】
       第32回韓国語能力試験(TOPIK)【5級合格】(224点)

●2014年【3月】[JAI・IESA]2014年春期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

•2014年【3月】韓国留学スタート(大学交換留学、延世大学校)〜現在


【ゼロからのスタート】
僕が、初めて韓国語を学び始めたのは、大学1年生の時に第2外国語として、韓国語の授業を受講した時からです。その当時は、もちろんハングルを読むことさえできませんでしたし、流行していた韓国の音楽も大して聞いていたわけでもなく、本当に知識ゼロからのスタートでした。

授業では、2日程度でハングルの文字・発音を覚え、また2日間にわたって韓国語の基礎文法を学び、授業の教科書の例文•本文を、日本語と韓国語の両方を丸暗記する授業が繰り返されました。

【丸暗記】JAIS式韓国語学習法
ここでいう丸暗記とは、韓国語だけでなく日本語ももちろん書けて言えるようにすることで、しかも、できるだけ早いスピードで滑らかに、言えるようにすることを指します。

正直に言って、韓国語の勉強において、特別な教材を使ったということはなく、ただできるだけ多くの例文を丸暗記をしただけでした。もちろん、検定試験のために、単語帳も使用しましたが、それらも、文章ごと丸暗記する方法をとりました。

少しでもたくさん韓国語に触れるために、外に買い物に行く時に歩きながらや電車の中でも、何度も何度もぶつぶつ言いながら暗記していきました。また、CD付きの教材の場合は、ウォークマンに取り込んで、発音を確認しながら繰り返し聞きました。


【国立公州大学 短期留学】
その後は、1年次の夏休みに行われた、JAI・国立公州大学韓民族教育文化院共同企画の
2012年度 夏季 韓国語・韓国文化 国立公州大学短期留学プログラムに4週間参加するなどして、韓国語の勉強を続けていきました。

実は、これが僕自身の初めての海外渡航ということで、目に映るものすべてが新鮮でしたし、自分たちとは全く異なる言語の中で生活する人たちがいるということを実際に見て確認したことは、良い経験になりましたし、プログラムで24時間体制の学習•生活管理下で集中して韓国語を学んだことは、その後の勉強のモチベーションを維持していくうえでも大きな助けになったと思います。

その後も、国立公州大学へは、2013年度 春季・夏季そして2014年度 春季のプログラムにも参加し、各プログラムとも2週間という短い期間ですが、韓国語の上達のために努力してきました。国立公州大学韓民族教育文化院は、韓国政府から在外韓国人の韓国語教育の委託を受けて設置されており、韓国最高レベルの先生方が韓国語を指導しています。午前9時から午後5時まで正規の韓国語授業があり、それが終わったら夜11時間まで自習学習や個別指導が行なわれ、睡眠時間を減らして課題をやりました。

こちらは、国立公州大学 韓国短期留学プログラムで公州大学から頂いたテキストです。



このテキストは、TOPIKの出題範囲に含まれる、文法を中心に扱っており、各文法について、韓国語での説明とその文法を使った例文がすべて韓国語で書かれています。




勉強法(*JAIS式韓国語学習法)としては、まず、以下のように、このテキストの例文をノートに書き写します。

見開きの左ページに韓国語を書き写し、右ページには、日本語訳を書いていき、
これを常に携帯して、先ほどの丸暗記を進めていきました。

また、公州大学から頂いたテキストには、TOPIKの過去問もあり、試験の前には、こうした問題も解いて勉強していきました。もちろん、ただ解くだけでなく、この時も、出てきた問題の丸暗記もしていきます!
*文章を丸暗記する前には、必ず、指導先生の日本語訳で自分の韓国語訳が正しいのかを検証し、文法事項を正確に理解してから日本語文から丸暗記!!




【TOPIK スコア】
こうした勉強を続けていくうちに、TOPIKの結果も少しずつ伸びていきました。

①第28回TOPIK(初級)勉強歴6ヶ月
まずは、韓国語勉強歴6ヶ月の時点の第28回のTOPIK(2012年10月28日受験)の結果です。この時は初級(1・2級)を受験しました。

語彙・文法56点 書き取り53点 聞き取り72点 読解63点 
結果 244/400点(平均61点)で初級の1級合格でした。


②第30回TOPIK(中級)勉強歴12ヶ月
続いては、その半年後の韓国語勉強歴12ヶ月で受験した
第30回のTOPIK(2013年4月受験)の結果です。この時は中級(3・4級)を受験しました。

語彙・文法59点 聞き取り59点 聞き取り80点 読解67点
結果 265/400点(平均66.25点)で3級合格!!



③第32回TOPIK(高級)勉強歴18ヶ月
そして、今回の韓国語勉強歴18ヶ月で受験した
第32回のTOPIK(2013年10月受験)の結果です。この時は高級(5・6級)を受験しました。

語彙・文法74点 書き取り44点 聞き取り54点 読解52点
結果224/400点(平均56点)でこうして5級に合格しました。


【終わりに】
僕自身の韓国語の勉強方法は、大学の韓国語授業で学んだ丸暗記という単純な方法を地道に行ない、また大学の休みを利用して積極的に韓国語短期研修に出かけたことでした。韓国語と日本語の文の構造の類似性を理解して丸暗記する方法をとったことで、大学の教養科目で韓国語を勉強し、2年生の秋にはTOPIK5級に合格できたのだと思います。

5級に合格したとはいえ、まだ最上級の6級があるので、
次の受験を楽しみにしています。

最後になりましたが、日本と韓国はかけがえのない隣人だと思っています。
大学に入る前は、まさか、自分が韓国に留学することになるとは夢にも思っていませんでした。
親善は互いを理解することから始まり、互いを理解するためには、コミュニケーション能力が不可欠だと思います。そのためにも、より多くの日本と韓国の学生が互いの言語を勉強して交流することを願っています。
そして、韓国語を勉強する方は、ぜひ一度、韓国語能力試験を受験することをお勧めします。

◎ハングル能力検定試験1級合格までの記録◎ー韓国語学習歴36ヶ月ー〔飯田俊祐〕


JAIS TOPIK研究会】飯田(横浜国立大学理工学部数物電子情報系学科情報工学EP


第42回「ハングル能力検定試験」1級合格までの学習記録
韓国語学習スタートから36ヶ月



【ハングル能力検定試験1級合格カード、成績通知書】


〔韓国語検定試験の受験メモ〕

2011年【4月】韓国語学習スタート(大学の第2外国語授業)

2011年【11月】第37回「ハングル能力検定試験」4級合格(96点)

2012年【4月】JAISメンバー登録(Japan-Asia International study club)〔JAIS韓国塾〕

2012年【6月】第38回「ハングル能力検定試験」3級合格(94点)

2012年【8月】ソウル市立大学サマープログラム(3週間)

2012年【11月】第39回「ハングル能力検定試験」準2級合格(91点)

2013年【3月】〔JAI2013春期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

2013年【4月】韓国語能力試験(TOPIK6級合格(362点)

2013年【6月】第40回「ハングル能力検定試験」2級合格(89点)

2013年【8月】〔JAI2013夏期韓国短期留学プログラム(国立公州大学、2週間)

2013年【11月】第41回「ハングル能力検定試験」【1級】第1次試験合格(75点)

2014年【6月】第42回「ハングル能力検定試験」【1級最終合格】(韓国語学習スタートから約36ヶ月)

                                                                                   

〔韓国語学習メモ〕

<韓国語学習1年目•2011年度>(大学の第2外国語として選択)

大学に入って、日頃から興味を持っていた韓国語を第2外国語として履修することになりました。韓国語を学び始め、最初は慣れないハングル文字を覚えるだけでも大変でしたが、焦らず子音と母音の文字と発音を繰り返し暗唱しました。韓国語には、日本語にはない発音がいくつかあるので、それらを聞き分け、自分でも発音できるように練習しました。一度覚えた発音を後で矯正するのは大変だと思い、初期の段階でネイティブの先生やCDの音声を聞いて正確な発音を身につけるに努めました。文字を覚えて文法、単語を繰り返し覚えていき、11月に初めてハングル能力検定試験を受験し、4級に合格することができました。


<韓国語学習2年目•2012年度>(JAIS韓国塾登録)

大学2年にあがって、引き続き大学の韓国語中級授業を履修しました。私が選択した金範洙先生の中級クラスは、韓国語関連検定試験の上級合格が一つの成績評価基準となっており、受講生は個人の韓国語能力に応じて先生の個別指導や学習アドバイスを受けることができました。

 韓国語授業は、まず、きちんと日本語と韓国語の文の構造を比較理解することから始まり、そのあとは、自分で分析した韓国語の文章を日本語文とともに丸暗記する、丸暗記した文章をノートに全部書く、さらに丸暗記した表現を応用して会話の練習を行うのが基本学習法でした。合わせて、韓国語授業では、漢字音読みの組み合わせによる韓国語単語の連想練習も平行されました。

 韓国語検定試験では、まず、6月の「ハングル能力検定試験」3級に合格し、夏には大学の休みを利用して横浜国立大学の協定大学であるソウル市立大学のサマースクール(3週間)に参加しました。実際に韓国の大学生と直に交流することができ、もっと韓国語を話せるようになりたいと感じたことがその後の韓国語学習に大きな力になったと思います。

 後期の韓国語授業では、ハングル能力検定試験の対策を中心に勉強し、11月には、単位取得の一つの目安となるハングル能力検定試験準2級に無事合格しました。受講生は、ハングル能力検定試験と韓国語能力試験(TOPIK)の二つの試験の中でいずれの一つの試験の上級合格を目指すようになっていましたが、先生のアドバイス通り、まずTOPIK6級に合格してからハングル能力検定試験1級を受験することとしました。


<韓国語学習3年目•2013年度>

 TOPIK高級(6級)合格を目指し、大学3年のとき、金範洙先生の企画の韓国短期留学プログラム(国立公州大学韓民族教育文化院)に参加しました。韓国語授業は、韓国政府から在外コリアンの韓国語•韓国文化教育の委託を受けている国立公州大学韓民族教育文化院のベテラン教師陣により、午前9時から午後5時頃まで集中的に行われました。授業ではすべて韓国語のみを使うことになっていて、1日目は聞き取りに慣れるまで少し苦労しましたが、次の日からは段々慣れていきました。正規の授業時間後は、基本的に自由時間となっていましたが、就寝時まで、学習室で日本語による個別指導や学習アドバイスが受けられ、韓国語の高度な表現や応用文の分析、文の丸暗記を日本語文と比較しながら短時間で進めることができました。また、教育期間中に利用した専用宿舎や食堂、学習室などの生活環境が非常に充実し、韓国語勉強に集中できたことも大変助かりました。

 このプログラムを修了して、春の韓国語能力試験(TOPIK)「高級(6級)」とハングル能力検定試験2級を受験し、無事、両方に合格しました。ハングル能力検定試験1級は、韓国語インタービュー試験があったので、まだ会話の練習が必要と判断し、先生に相談して翌年の目標としました。

 大学の後期授業では、ハングル能力検定試験1級の受験対策として、単語・ことわざ・慣用句・四字熟語などの語彙を中心に文章の暗唱や多読などを引き続き行い、夏休みには、第2回目となる公州の短期留学プログラムに参加しました。11月に行われたハングル検定試験では、1級(1次試験•筆記)に合格しましたが、第2次のインタービュー試験は不合格という結果となりました。



<韓国語学習4年目•2014年度>

 大学在学中にハングル能力検定試験1級に合格するという目標をたててから、最後の年になりましたが、語学には終着点の設定が無意味であると思い、大学ライフを楽しみながら受験することとしました。時間が空いたら韓国留学生との交流を増やし、大学の韓国語授業にお邪魔して金範洙先生のご助言をいただいて会話の実践練習(イメージトレーニング)を行いました。いよいよ20146月試行のハングル能力検定試験では、2次面接試験を無事通過し、韓国語学習スタートから、36ヶ月でハングル能力検定試験1級に最終合格しました。






2014年【第42回ハングル能力検定試験1級合格】を振り向いて


 

大学に入って韓国語を履修するチャンスをいただき、また休みを利用して韓国短期留学に出かけて韓国の人々や文化に触れたことは、自分にとって大きな財産になったと感じています。あくまでもハングル能力検定試験1級合格や韓国語能力試験6級合格は、韓国語学習において一つの通過点に過ぎず、本格的な勉強(通訳•翻訳など)はこれからになると思います。

大学2年のとき、金範洙先生の韓国語勉強会(JAIS韓国塾)に参加し、具体的な学習目標をもって勉強を続けたことが今の結果につながったと思います。今後は、韓国語や韓国での経験を生かし、何か日韓友好に役に立つ活動に参加したいです。しっかりした目標と実行が伴えば、韓国に長期留学しなくても3年以内にハングル能力検定試験1級に合格できると思っています。学習例の一例としてご参考いただければ嬉しいです。